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column 最初の出店郊外か都心部か

 

さあ!いよいよ独立をリアルに考える時がやってきた。どこに出店しようか!

家賃や広告費などの固定費が安い郊外を選ぶか。都心部で勝負するのか。悩むところですね。

 

起業したての場合、まずは固定費を抑えていくのが定石。競合店の数も少ないところを選ぶべき。という意見が多くのビジネス書でも見受けられますが。果たして美容室もそうなのか。

 

実際の経験と情報を元に今の私の感覚をまとめてみたいと思います。

 

 

郊外出店のメリットは?

第一に圧倒的に家賃が安い。大阪では梅田、難波、天王寺に比べて郊外に出ると3分の2から2分の1の物件多数あり、敷金や礼金などの条件も比較的安くなります。

また人気のエリアから離れると、新しく駅からの距離も近い、設備の整った物件が空いていたりもします。

 

第二に広告費の値段。ホットペッパービューティのプランも郊外になると最大プランにしなくても、1ページ目に掲載できるような競合店の少ない地域もありますし、最大プラン自体がない地域もあり毎月支払わなければいけない固費を抑えられるのは最大の魅力ですね。

 

第三に、競合店の数とレベル。都市部では競合店がひしめく中、インターネット上での戦いが激化し広告レベル、写真やライティングスキルも含め相当高いレベルになってきています。もちろん郊外でも高いレベルの広告を拝見することもありますが、都心部で戦えるレベルのスキルをもってすれば大いなる効果が期待できます。

 

郊外出店のデメリットは?

 

最も大変なのは求人。やはり都心部で働きたいと考える美容師さんは多く、中心部に比べると同じ条件でも悪ければ10分の1くらいになる地域もあるかもしれません。

また若手美容師が担当したいと思う年代層やテイストのお客様は都心部のサロンを選ぶことも多く、働くスタッフのニーズとお客様層にずれがあった場合離職につながるケースも少なくありません。

 

郊外出店をおススメしたい方は?

1、店舗展開を考えてなく、一人でも運営できるサイズ感もサロンを出店する場合。

求人をに対しての対策を考える必要のない場合は断然郊外出店がおススメです。一人で上げられる売り上げは限られてくるため、固定費の負担を減らしていくことは必須の条件です。

オープニングメンバーがすでに決まっていて、スタート段階では求人の必要性がない場合ではどうか。

これは慎重に考えなくてはなりません。オープニングメンバーが身内であるなど特別な状況以外ではずっと働き続けてくれる保証はありません。一人の売り上げだけでは賄えない場合は常に次の採用に向けて対策を講じていく必要があります。

 

2、開業資金が少ない場合

仮に準備できる金額が1000万以下の場合。都心部で8席以上の中型~大型店というのは難しくなります。また単価や広告媒体にどのくらい投資するかにもよりますが4席以下の店舗でホットペッパーを最大ランクで運営していくのは至難の業です。

開業資金が限られている場合にも都心部でなく郊外を選ぶ方が生存率は高くなるでしょう

 

都心部のメリットは?

 

  • 郊外のデメリットと重なりますが求人面では都心部の方が圧倒的に有利です。ただ都心部でも多くの美容室がスタッフを取り合っている状況で、働く環境の整備を進めていくことが求められます。
  • 知識、経験。やはり競争の激しい世界で勝負することで能力値は日々の仕事で鍛えられます。

 

都心部のデメリットは?

 

やはり固定費の高さと競合店との競争です。損益分岐点(赤字から黒字に転換する売上額の点)が高くなることで最初により多くの運転資金が必要になりますし、レベルの高い広告スキルやより明確な強みを持って勝負しないと埋もれていってしまう可能性が高く、黒字転換する前に体力がなくなり倒産という可能性も大いに考えられます。

 

都心部出店をおススメしたい方

 

店舗展開を考えていて、今のお店が都心部にある方。さらにある程度の運転資金が準備できる。というう条件がそろえば都心部でのスタートもおススメです。

他業種に比べ人材の獲得が大きく左右するのが美容業界です。お客様からは支持いただいているのにスタッフが集まらず倒産する美容室も相次いでいる中、固定費を安く抑え利益の出やすさだけを重視するのは得策ではありません。美容室運営に関しては黒字化まで耐えられる確信があるとするならば都心からのスタートもありではないでしょうか。

 

まとめ

郊外出店、都心部での出店、双方にメリットとデメリットが存在します。先々のビジョンや資金面で考えたときに自分が成功する確率が高いのはどちらなのか?現実的に可能か不可能かもありますが、自分が楽しい、面白いと思えるのはどちらなのか。といったソフト面での基準も考えてみたいものですね。

もし独立出店までに時間がある方ならば、決めきらずに、両方の可能性を視野に入れ準備することをおススメします。

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